小学生限定の新人公募文学賞「12歳の文学賞」も立ち上げから五回目を迎えて安定期に入ってきました。

そんなこともあり、昨年あたりから、ずっと【そろそろ後継者に譲る】ことを考えてました。


そんな折、

この7月の全社的な異動で、僕もついに学年誌所属から離れることになりました。

ちょうどいいタイミングなので、異動を機に新担当にバトンタッチすることになりました。

 

僕も「12歳」を卒業です。

 

2005年から動き始め、ちょうど5年ほど。

本当にたくさんのことを学ばせてもらえた事業でした。

その中でも、やはり何より、日本中、いや、世界中のすごい小学生たちの才能に出会えたことが最大の収穫でした。

 君たちは本当にすごい!

 ニュースや新聞で、まるで昔の小学生のほうが凄かったかようなコメントを見つけても、まったく気にすることはありません。

自分の可能性を不安に思う必要はありません。

 

だって、そういう記事を作ってる大人の小学生時代よりも、ぜったい君たちのほうがすごいから。

 

僕は、二十歳以上離れた人に対して、リスペクトの想いと、ライバル心を本気で抱かせてもらいました。

なんて幸せなことでしょう!

  

ということで、

「卒業」が決まった今は日々感傷にひたってます

…なんてことは一切ありません。

すみません。

僕の中ではすっかり過去のことになってたりします。

 

そもそも僕は「企画は天下の回り物」だと思ってるタイプなので、

新担当が、この企画をどうするのかは、その人が決めればいいと思ってます。 

(とはいうものの、そんなに簡単にポンと渡せる事業規模でもないので、

念のため、私も来春まではサポートとして動く予定でいます。

また、昨年から水面下で進行中だった、ちょっと大き目の関連プロジェクトは引き続き私が窓口となっていきますので、

卒業後も時々顔を出す部活のOBみたいな気分でいます)

 

そんなわけで、

毎年楽しいながらもヘビーだった12歳の文学賞を手渡すことができ、

肩の荷が下りたような気分で、ちょっとほっとしているのも本音だったりします。

 

とはいえ、

12歳」や「元・12歳」に負けてられない!と思っている以上、

のんびり骨休めしてるわけにはいきません。

新たなるプロジェクトに動き出し始めたところです。

 

このプロジェクト、自分で言うのもなんですが、

すごいです。

 

この企画に比べれば、12歳の文学賞立ち上げすら容易かったなと思うほど壮大なプロジェクトです。

 

それだけに、果たして今後どうなるものか、現時点では全く分かりませんが、

12歳の文学賞を通して学んだこと、そして、

日本中の小学生たちから得たエネルギーをもとに成し遂げていきたいと思っています。

 

12歳では本当にありがとうございました!

そして、今後ともよろしくお願いいたします。