昨年の1月2日に、「僕が見た秩序。」
ヨシナガさんから薦められてtwitterを始めてみて、ちょうど丸一年経ちました。
それなりに活用してきたことで、「どんな立ち位置、スタンスで書けばいいのか」といったことが、それなりにつかめてきたような気がします。

が、
いつまでたっても、ブログってのは、どのようなスタンスで書けばいいのかつかめずにいます。

ほぼ書き終えたあとに、
「でも、これって、わざわざブログで発信することじゃないよね」
と思い始めて、結局、アップしなかったり、
そんなことも何度かありました。

今回のはまさにその典型。
一時間ほど前に書いたものの「やっぱアップやめた」と思って一度は削除したわけですが、まあそもそも「一年の総括・今年の抱負」なんてものは、
「わざわざ他人に伝えるもんじゃないけど、ネットの時代に限らず、わりとみんな他人に伝えてたもの」
の最たるものだとも思うので、せっかく書いたわけですし、アップすることにします。

…そんな長い前置きのわりに、別にたいして面白いことを書いてるわけじゃないんですが、以下、「一年の総括・今年の抱負」です。


2010年は、「こりゃあ、いい企画だと思うんだけど、理解されないだろうなあ」と思ったものが、どんどん認められていったり…と、いろんなことが予想外にうまく進み、
その分、これまでの経験値ではとても対応できないことも次から次へと押し寄せてきて、
必死でもがいたり、大波に乗ろうとしてるうちに、崖に正面衝突したり、経験もしたことのない疲労感に襲われたり、思いもよらぬところに辿り着けたり、そんな一年だった気がします。

これまでも、なにかと新しいことに取り組ませてもらえる恵まれた環境にいられてることに感謝してましたし、
それに対する自負心みたいなものもあったりしたのですが、
所詮は「既存の枠組み」の中で、新しめのことをしていただけであって、
「枠組みそのものを新しいものに作り変えていく」とか「新たな枠組みそのものを生み出していく」みたいなことは、やれてなかったみたいです。

その証拠に、今取り組んでるプロジェクトには、これまでとは次元が違うダイナミズムがあります。

それは非常に面白く、そこに付随する大きな出会いもあり、今まででは考えられなかったような刺激的な経験の連続なわけですが、
上記の通り、これまでの経験値の応用ではとても乗り越えられるものではなく、
当然、思うようにいかないことの規模も巨大で、
やたら憤ることが多かった一年だったのも確かです。

これまでは、
「まあ、いざとなりゃ、自分の能力やキャパを120~150%出し切って、なんとかしてやる!」みたいな仕事のやり方だったわけですが、
そんな根性論みたいなことで乗り越えられるレベルのことではなく、自ずと仕事のスタンス・スタイル自体も変えなくてはいかん状況になってきているわけです。

だからといって、十数年続けてきたスタイルを即座に変えられるほど甘くはないわけですが、
そんな中で見えてきたことも少なからずあり、視点の位置とか心の持ちようみたいなものが大きく変わってきたのはありがたいことです。

「さすがに、もう二十代じゃないんだし、この仕事スタイルは変えないと、この先きついだろうな」と思っていたときだっただけに、つくづくラッキーだなと思ったりもしてます。



…うーん。これはブログで書くことなのか?
いまだによく分かりませんが、なにはともあれ長くなったので、「今年の抱負」とやらはまた別の機会に。

そして、
遅ればせながら、あけましておめでとうございます。

昨年は、本当にたくさんの方にお世話になりました。
最近、なにかと感謝することが以前より増えてきました。
それは上記のような仕事状況の変化によるものなのか、単に、年を重ねたせいなのか、そのあたりはよく分かりませんが。

2011年は、熱い心とクールな心を同時に発動できるような、
そんな心構えでいこうかなと思ってます。

今年もどうぞよろしくお願いいたします。