著者のジャーナリストとしてのスタンスによるものだと思うのですが、もう少し「答え」に踏み込もうとする姿勢があっていいのではないかと思います。
少し前に話題になっていた本、読みました。
『キュレーションの時代ー「つながり」の情報革命が始まる』
佐々木俊尚・著
mizno7: 答えは載ってません。時代の流れの方向と、根拠となる事象の紹介にとどまります。答えを求めれば肩透かし。ただし、答えを自ら見出すヒントは与えてくれます RT @keimaru_pondai 『キュレーションの時代』ソーシャルメディアを軸とした情報革命…どういうことが
他の本でも、何回か挙げてませんか?という事象も少なくないのが残念。
それでも、あとがきの内容は非常に面白かった。
正直、そこが一番読み応えがあった。
mizno7: 本『キュレーションの時代ー「つながり」の情報革命が始まる』佐々木俊尚「ツイッターだフェイスブックだと走り回って、短期的な戦術を採用しても、すぐに古びてしまう。今のメディアの取り組みは戦略と言えるレベルに達してない。情報の流路の全体像を理解してる人は実はほんの一握り」
mizno7: 本『キュレーションの時代』佐々木俊尚;「大切なのは、将来出現してくるソーシャルメディアを軸とした情報革命の流路がどのような全体像になっていくのかというビジョン。そのビジョンをきちんと認識し、そのフレームワークに向けて中長期的な戦略を持って行くこと」
根拠となる事象を挙げなくていい、
ある程度、言いっぱなしでもいい、
そんなときにこそ、佐々木さんの本領は発揮されるように思う。
ジャーナリストとしてのプライドが許さないのかもしれないけど、その「いい意味でのいい加減」な部分を余すところなく発揮した一冊が読んでみたいものです。
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