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少なくとも、電子書籍というものを、「電子書籍」という枠組みで見ている限りは、永遠に本質は見えてこないと思います。

では、その「最大のライバル」Facebookの特徴とは
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もちろん、これ以外にもあると思いますが、今回のテーマは「Facebookセミナー」ではないので、上記のような特徴を通して、「電子書籍とは、どうあるべきなのか」を見ていきたいと思います。

まず、
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Facebookを実際に使っている方はよくわかると思いますが、mixiやtwitterなどと比べてもFacebookは圧倒的にめんどくさくありません。
「とりあえずワンクリック」 で十分に「コミュニケーション」がとれてしまう。

Facebook社には、おそらく世界最高峰のプログラマーたちが集まっていると思われます。
言ってしまえば、「なんだってできる」。なのに、あれだけシンプルであるということの意味を、もっと研究しないといけないと思います。
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これは、ウェブにおいて非常に大事なキーワードだと思っています。

「悪くないサービスなんだけど、めんどくさい」「これまでめんどくさかったことを、めんどくさくなくしたからヒットした」というように、ほとんどのWebサービスは、「めんどくさい」の言葉でかなり判別できます。

これに対して、電子書籍、どうでしょうか。
なんか「めんとくさい」ことばかりやってませんか?
映像が入る?挿絵が動く?BGMが流れる?
数秒待たされてイラつく。そういう思考回路にさせる場で、リッチコンテンツ化は紛れも無く「めんどくさい」ものです。
(※もちろん、幼児向け電子書籍など、ジャンルによっては必ずしも当てはまらないケースもあります)

せっかく「テキスト」と「図や写真」という、ウェブにおいて、とっても「めんどくさくない」もので構成されている利点を自ら殺してしまっているものも少なくありません。

そして、
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気になってる異性の過去、可愛い子・カッコいい人の写真、出会い、友人が誰と会ってるか…
大多数の人が興味を持っているのはそういうことです。
出版界の人は得てして「理想の読者像」を頭の中に作り出して、その人に向けてコンテンツを作りがちです。
それが紙の本においてならまだしも、先に書いたような特徴を持つiPhoneなどのデバイスにおいては、そんな「理想の読者」はほとんどいない(「いない」というより、「そういう心理状態にはさせない」が正確かもしれません)、という事実をしっかり認識しないといけないと思います。


「俺達が作っているのは、そういう情報の断片の羅列じゃない。物語性や構成を持ったコンテンツなんだ」
そういう反論は考えられます。
では、「Facebookのタイムラインを読み込んで、その人の人生を小説にする」という機能が出てきたら…?

もちろん、Google翻訳のようなたどたどしいものになるでしょう。
プロの作家が書いた小説などとは比較のしようがないほど、ひどい文体・月並みの表現の羅列になるでしょう。
でも、大多数の人が読みたいのは、
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なんです。


だいぶ長くなってしまったので、続きはまた次回とさせてもらいます!

つづきは、<その3>