『ソーシャルゲームはなぜハマるのか ゲーミフィケーションが変える顧客満足』
(深田 浩嗣)

自分が今取り組んでいる企画に参考にすべく読んだのですが、正直、あまり学ぶところはありませんでした。
…といっても、これは本書への批判ではありません。

得ることが少なく感じたのは、本書の内容が浅いからではありません。

僕はゲームこそほとんどやらない人間ですが、
小説やマンガ・映画などの「物語の構造」を学ぶことなどを通じて、既に、本書に書かれているような知識が身についていたからと思います。

「物語のフレームワークは、ゲームのフレームワークにも通ずる」
そのことを確認させてもらえた一冊でした。


そして、思い出したのが、
僕が立ち上げた、小学生限定の新人公募文学賞
「12歳の文学賞」http://family.shogakukan.co.jp/special/12saibungaku/

「この事業は、早熟な小説家を発掘するためのものではない。
物語の構造を自ら作り上げる力を身につけておくことは、将来、どのようなジャンルに進むであれ、必ず生きる。
その力を鍛えるきっかけづくりをしたい」


テレビや新聞などで取材してもらうたびに強く言っていたことなのですが、番組や記事になってみると、
「結局、”受賞したことで以前のように気楽に書けなくなった”とか、そういう切り口にするんだなあ。
そんな浅はかな目的でやってる事業ではないんだけど…」
と脱力することが少なくありませんでした。


我田引水のようですが、繰り返し伝えてきたことが間違っていなかったのだなあと思えたのも収穫でした。


デジタル・ウェブの仕事をメインにして以来、「ゲームにハマったことが、ほぼ皆無」ということは、少しコンプレックスに感じていたりもしたのですが、あまり心配しなくてもいいのかもしれません。