マンガのビジネスは、これから激動の時代に入るでしょう。

その状況はどんなところが有利か、僕なりの考察をまとめます。

IMG_5190


■マンガビジネスの前提

紙とペンさえあれば誰でも作れるマンガは、本来、参入障壁が、ほぼ0に近い。

ただし、これまでは、流通を出版社がほぼ独占していたため、事実上の寡占状態てした。


■今、起こりつつあること

流通が、ネットや電子書籍により開放
→となると、元来の参入障壁ほぼ0状態に戻っていくことは確実。

つまり、プレーヤーが無限大に増える
→マンガビジネスの「水もの度」が増す


■その状況において「勝つ」ところの条件

(いずれも、「面白いコンテンツを作る」というのは大前提になります)

1.超ヒットコンテンツを持っている
(そこそこのヒット作、くらいではダメで、ドラゴンボール、ドラえもんクラス。さらに、ガッチリと権利を握ってることが必須)

2.巨大なものと組む
(国家、巨大プラットフォーム、ハリウッドなど)

3.コンテンツを多発する。もしくは、大量のコンテンツを集める
(水モノである以上、いかにコストを下げて球数を増やすか、
もしくは、膨大な予算を費やして量産するか、がカギとなる)

4.上記のような有利な条件を持ったところと、強固なエージェント的・代理店的な関係性を築く



ざっと、こんなところかなと思います。
(逆に言うと、こうした条件に当てはまらないところは厳しくなると思います。出版社も例外でなく)

難易度でいえば、言うまでもなく4が一番手をつけやすいところです。

なので、ここ数年の間にも、そうしたところが少しずつ出始めているわけです。
しかし、やりやすい=参入が激化=競争が熾烈 
なのは当然なので、あっという間に淘汰されることと思います。

では、どういう形態が理想的なのか、
僕なりに考えはあるのですが、そのあたりは、各組織の持つバックボーンに応じて異なると思います。

いずれにせよ、天下一武道会か超人オリンピックか、といった激しいバトルの時代がやってきますね。
マンガ的なロマンあふれる白熱バトルになってほしいものです。



(備考…
なお、あくまで上記は、「マンガによって大規模なビジネスを行う」場合を想定しています。
「作家と数人のスタッフ」という会社ならば、そこそこのヒット作でも十分に食っていける可能性はあります。
また、「1本だけコンテンツを出してみたところ、大ヒットして大成功」というケースも今後は出てくると思いますが、あくまで「水モノのレアケース」であり、組織として目指すようなものではありません)