前回「サバ休スタートから一ヶ月経っての感想」を書きましたが、
その中で、重要なことを書きそびれていました。


●「やりたかったこと」が意外と、どうでもいいことかもと気づける

ということです。

なにやら自己啓発っぽいフレーズになってしまってる気もしますが、これは結構、意外な「効能」でした。

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僕はこれまで、会社員としては幸運なことに、
「自分自身がやりたいこと」と「会社で仕事としてやること」が、
なかなかの割合で一致していました。
(もちろん、さらりーまんなので、「この仕事、やりたくねー! てか、これ、会社にとってもメリットないよね」と思いつつも、淡々とこなしていた仕事もございましたが)

なので、
・自分は「自分が何をやりたいか」に、気持ち的にも実務面でも向き合えている
と感じていましたし、

この半年ほど「サバ休の一年間で何をするか」を日々考えている中でも、
・「自分がやりたいこと」に、一番プラスになる過ごし方は何か
ということに純粋に向きあえていた気になっていました。

が、いざ休みに入ってみると、
「やりたいと思っていた、あの勉強、それほど興味ないな……」
と思うことが、ポツポツと出始めてくるのです。

当初は、
休みに入って気が抜けたせいかな、しばらくすればまた戻ってくるかな、
なんて思っていたのですが、その気配はなし。
代わりに浮かんでくるのは、もっと別の「やりたいこと」「成し遂げてみたいこと」です。

それらが、むしろ、昔から大好きだったこと、夢中になっていたことに近しいのです。



すると、
「あれ? 自らやりたいと思ってたこと、もしかして、本当はそれほどやりたくないことなのかも」
なんて考えも浮かんでくるのです。

まあ、そんな考えも、これから変わっていく可能性も十分にありますし、
「純粋にやりたいこと」を無垢な気持ちで取り組むのが正しい、なんてわけもないのですが。

ただ、
会社で日々の仕事の波に流されていると、
「自分がやりたいこと」も、周りのいろんなことにもみくちゃにされて、
案外、自分でもわけわからなくなってたりするものなんだなあ、
と気づけたことは、僕にとって、とても嬉しい収穫でした。


「これが俺のやりたいことなんだ!」
ってことも、意外とさまざまなバイアスをもとに、自分が自分に思い込ませているだけの可能性も、
時には考えてみたほうがいいのかもしれませんね。