南アフリカのローカル映画『Nothing for Mahala』を観てきました。
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インド映画みたいなアクの濃さを期待して行ったために拍子抜けしましたが、
逆に言えば、普通に完成度の高いエンターテイメント映画でした。
ハリウッド映画と言われても疑問に思わないくらいのこなれた作品です。

(予告編はこちらで観ることができます
http://gallery.mobile9.com/f/3558385/?lang=jp )


あらすじは、こんな感じ
・主人公:南アフリカの都会で、大金を稼いで成功しようとあがいている若い黒人。調子がいい、口が達者なタイプ。
・なかなか思い通りにいかず、借金取り?に脅されてたり、ビッグビジネスをもくろんでも最後の詰めが甘かったり
・借金取りの嫌がらせで、パトカーに愛車をぶつけてしまう。その罰として200日の労働を命じられる。
・老人ホームで働き始める主人公。
・娘と会いたいが会えないガンコなじいさんなど、曲者ばかりがそろう。
・老人ホームのボスは若い黒人女性。(たぶん美人という設定なんだと思う)
・はじめは嫌々働いているが、徐々に老人ホームの人々と心を通わせていく。
・勤務先の銀行?が、老人ホームを地上げして、リゾートホテル?にしようとする。
うまく成功させてサクセスしようとする主人公だったが、やがて老人ホーム側に肩入れしていく。
・最後は「老人ホームの心優しい人たち」vs「金こそすべて!な連中」で、主人公+ガンコ爺さんが頑張りで勝利!

このように、ハリウッド映画でも日本のドラマでもありそうな内容です。
でも、さすがアフリカ、ラップとかBGMがクールで、そのリズムに合わせるように映像のテンポもいいので、2時間、飽きずに観ることができました。

最後はハッピーエンドなんですが、最後の最後にクスッと笑えるブラックなオチも用意されていて、製作者のこだわりが感じられます。


■日本でヒットするかは難しいところだけど、世界で汎用性がありそう

では、日本で公開することになったら?
と考えると、正直難しいかなと思います。

「南アフリカの映画」というところでプロモーションすると、私同様、日本人はインド映画のようなアクの強さを求めるでしょう。

こんな感じで↓
「アフリカ映画のポスターから本編がまったく想像できない件」
http://japan.digitaldj-network.com/archives/51966033.html

この映画は、あまりにこなれているので、その売り出し方は難しい。

かといって普通の「洋画」としてプロモーションするには、これといった尖ったところ(日本人にとって)がありません。

一方で、南アフリカ映画自体は、「世界展開」ということと考えると、すごいポテンシャルがあるのではなかろうか、と感じています。
その理由をハリウッド映画と比較しつつ分析してみたのですが、
一週間ほどの滞在と、一本の映画で、そこまで言い切っていいのか? と感じてきてしまったので、
その件は改めて、機会があればアップしようと思います。



ちなみに、映画を観たのは、おしゃれなウォーターフロントのショッピングモールにある映画館でした。
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帰りはちょっと遅くなったので、タクシーに乗ったのですが、
その運転手がドレッドヘアー!!

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こ、怖い、、、 変なところ連れて行かれて脅されたらどうしよう……
とドキドキしていたのですが、話してみたら、すごくいい兄ちゃん!

「10年間髪を切ってないんだ」と誇らしげに語ってくれました。
写真を撮らせてもらい、握手して、帰宅しました。

ダンテ!
(アフリカーンス語で「ありがとう」。
初日に教えてもらったのに、全然使ってなかったな。。明日は使おう)