読書時間の国際比較ランキング」(2005年)によると、
南アフリカ15位(6.3時間/1週間)
日本は29位 (4.1時間/1週間)
だそうですよ!

8年前は南アフリカに来たことなかった僕でも断言しちゃいます。
そんなわけない!

南アフリカの中でも相当な都会であるケープタウンに滞在して2週間、
本読んでる人、あんまり見たことないです。
どう考えても日本人のほうが本を読んでると思います。

調査対象をどう選んでるのか、識字率はどう踏まえているのか、などなど
これほど突っ込みどころの多い調査だと逆に微笑ましくなってきます。




まあ、そんなことはさておき、
大の本屋好きの僕は、ケープタウンでも本屋を見つけるたびに喜んで飛び込んでます。

南アフリカの書店事情を紹介してみたいと思います。



●ケープタウンのTSUTAYA? cnaがあちこちにある。

cnaという名の小ぎれいな書店をあちこちで見かけます。

本だけでなく、文具、菓子、ケータイ、玩具なども取り扱っていて、
日本でいえば、TSUTAYAといったところでしょうか。

そんなに多くの本はありませんが、陳列の仕方などが工夫されているので、南アフリカの出版事情をざっと眺めるには最適です。

ちなみに、僕は激安ケータイをここで買いました。




●品揃え豊富なのは、ウォーターフロントの洗練された本屋

海辺にある大きなショッピングモール「ウォーターフロント」の中に「Exclusive Books」という大きめの本屋があります。

少し照明を落として大人の雰囲気を醸し出しています。
知的な人たちに向けた本屋、という感じです。
あまり客は多くないのですが、その分、落ち着いて本を探せます。


興味深かったのは、やたらと料理コーナーが大きかったこと。

なにやら「カリスマ料理人の教えるテク」的な本も多数積まれていました。
南アフリカの知識層の人たちは料理への関心が高いのでしょうか。


なお、「Exclusive Books」はケープタウン空港内にもあります。


●「ネルソン・マンデラ」というコーナーがある。

さすが、国一番の英雄だけあり、
「旅行」「料理」「小説」「ノンフィクション」などと並び、
「ネルソン・マンデラ」というコーナーがあります。

日本の本屋で「伝記」コーナーに「坂本龍馬」枠があるのとは訳が違います。

現存する元・指導者が、これだけの尊敬を集めている、というのは日本人からするとうらやましいです。


●ビルがまるごと本屋、のような施設はない。

上で、「Exclusive Books」を「大きめの本屋」と書きましたが、あくまでケープタウンでの話。
日本でいえば、イトーヨーカドーとか駅ビルとかに入っている少し広めの本屋程度です。

気候がよく、きれいな海も山もあり、美味しい料理店もたくさんあると、本なんか読む気なくなるのかなあ、なんて勝手な分析をしてみたりもしますが、実のところはどうなのか分かりません。

ビジネスや文化の中心地、ヨハネスブルグだとまた違うのかもしれません。

(備考:
ヨハネスブルグが「東京」だとすると、ここケープタウンは「大阪」といった位置づけになります)


●日本の作家で本を見つけられたのは「村上春樹」くらい

語学学校の先生によると、南アフリカでも村上春樹は人気があるとのこと。
もちろん、限られた層での人気とは思いますが、
ケープタウン在住の日本人の方によると、
レストランの調理室で給仕の人が読んでた
そうですし、インテリ層に限られる人気、ではないのかもしれません。


調べ尽くしたわけではないのですが、他の作家さんの本は見つかりませんでした。
日本のマンガは置いてなかったです。


ただし、
キティちゃん関連本(パズルとか、ぬりえとか)
寿司の作り方
に関しては、どこの本屋にも見つけられました。



ちなみに、
寿司のレシピに加え、DVD、皿、箸、箸置き、ミニまな板などがセットになっている「寿司キット」なるものが売っていて、突っ込みどころ満載っぽかったので買ってみました。




この件はまた別途レポートしたいと思います。



ざっとこんなところです。
南アフリカ・ケープタウンの書店事情は、決して充実している、とはいえませんが、
事前の予想よりははるかに洗練されているな、というのが正直なところです。

さて、
間もなくケープタウンを離れるので、
また他の国の書店事情もレポートしますね!