率直なところを言ってしまうと、「サバティカル休暇」とは表現してほしくなかったかも?




日本のYahoo!がサバ休(サバティカル休暇)を開始したということで話題になっています。

ど~んと最大3か月の休暇 ヤフー「サバティカル制度」導入 : J-CAST会社ウォッチ



※サバティカル休暇についてまとめているので、こちらもご参照ください。
日本でも広がる「サバティカル休暇」先取り情報収集 - NAVER まとめ
そもそもサバティカル休暇って?



とてもいい流れだと思いますが、
現在、サバ休(サバティカル休暇)中の身から言わせてもらうと、
三ヶ月は短すぎだと思います。

もちろん、
日本社会でYahoo!のような人気企業が始めたことの意義は大いにあります。
ただ、逆にYahoo!のような影響力がある会社が
「三ヶ月」という中途半端な期間で始めてしまったことで、
サバ休が間違ったかたちで浸透してしまう懸念も感じています。




今年9月からの取得で、
現在、丸二ヶ月が経ったわけですが、
ようやく「カイシャ頭」「日本頭」から解き放たれてきたかなあ
という感じです。

アフリカというこれまで過ごしたことのない土地に来て、
日々が真新しい、というような状態で過ごしながらも、
「これまでのサラリーマン生活とは、すっきり離れて!」
というのにはまだまだ時間が足りません。

9月の一ヶ月が、立ち上げまでは責任を持とうと思っていたサイトオープンの時期だった
という私ならではの理由もありますが、
おそらく多くの日本人は、
「いざ休みに入ってみても、引き継いだ仕事がつつがなく進行してるか気になって仕方ない」
というメンタリティに陥りますから、
与えられた三ヶ月をフルに休暇として使える人はまれでしょう。

私もまだ「サバ休のひよっこ」というところなので、先の心情・状況は予測するしかないのですが、
ヨーロッパのように1年間くらいがちょうどいい期間で、
短くても半年は必要だと思います。

三ヶ月という期間では、サバ休の本来持つ意義は
残念ながら果たせない
と感じます。




「ライフワークバランス」という個人としてのメリットはもちろん、
閉塞気味の日本社会、ビジネス界を活性化させる
という視点からも、サバ休のメリットは大いにあると思います。

(蛇足ですが、大前研一さんの近著『稼ぐ力: 「仕事がなくなる」時代の新しい働き方』

において、日本社会におけるサバ休の意味について触れた箇所があります。
大前さんにしては、若干、論点がズレてない?と感じるところもありましたが、
参考になると思います)

日本でももっと広がってほしい! 広がるべき!
と思いつつも、
実際取得してみての周りの反応などを見ていると、
正直のところ、日本では広がるには相当時間がかかるだろうなと思っています。

ヨーロッパのように、年に1ヶ月ほど、皆ががっつりまとめて休みをとる仕組みを
広げるほうが現実的かなと思っています。

それならば、人事制度を変えずとも、
日本人サラリーマンのマインドセットを変えることで広がる可能性は出てきます。




そう考えていくと、今回の「Yahoo!の三ヶ月サバ休導入」は
「サバティカル休暇」としてでなく、
「長期休暇」として打ち出してほしかったなあと思います。

まとまった休みは、せいぜい一週間程度しか取れず、
それでも相当周りに気を使わないといけない日本企業の風潮が
少しは変わるきっかけになったかもしれません。



まあ、
日本社会のこととか、そんなこんなはさておき、
サバ休が、実に素晴らしい制度だということは断言しておきます!

幸運にもそのチャンスがある立場の方、
復帰後のリスクが、とか、ローンが、とか、子どもの学校が、とか、
言い訳並べてないで取得したほうがいいと思いますよ。

僕自身、申請直前は大いに悩み、デメリットにもたくさん目がいきましたが、
実際にとってみると、そんな懸念点よりもメリットのほうがはるかにはるかに大きい!

日本社会がどう変わるかはさておき、
一人でも多くのサバ休取得経験者が出てくることを待ってます。