メディアも発展途上、という印象ですが、
だからこそのビジネスチャンスも大いに感じます。

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一週間ほどの滞在でのリサーチなので浅いところもあるかと思いますが、以下にまとめていきます。

■ルワンダの現状

「ホテルルワンダ」で描かれたジェノサイドのイメージが強いですが、
20年間でめざましい発展をとげ、今や「アフリカのシンガポール」になると目されるほどとなっています。

首都のキガリでは、あちこちにネットやケータイ関連の看板が立ち並んでいます。
ビジネス環境がいい国としても知られてます。
(改革が著しかった国として2位
http://www.worldbank.org/ja/news/press-release/2013/10/28/doing-business-research-business-regulation-entrepreneurs-africa

国土が小さいことから、ウガンダやケニアなど周辺諸国で大きく展開する前のパイロットとして活用できるメリットもあるようです。


■韓国企業の進出

ネット関連では相当な存在感があります。
Samsung、ノキアは他の国同様、相当浸透しています。

ICTサミット「Transform Africa」にでも、韓国企業と政府が組んで、国中に4G回線を張り巡らせ、無料Wi-Fiを行き渡らせると発表していました。

展示会場でも、一番大きかったのはSamsungとKT(韓国のdocomo的な企業)でした。


■ネット環境

・日本と比べると遅い印象を受けます。

キガリに住む人に聞くと、ICTサミット中は、ネットを使う人が多数押し寄せたので、街中でもネットが遅かったと言います。
まだまだ発展途上の様相ですが、上記の通り韓国の力で、あっという間に日本レベルになるかもしれません。

・随所にWi-Fiにつながるカフェ
現地の人はコーヒーを飲まないこともあり、外国人がほとんどです。

・ネットカフェには現地の人たちが集っています。


■ケータイ

・たいていの人が持っていますが、いわゆるケータイで、スマホを持ってる人は極めてまれ。
・通話とSMSのみ、がメインです。


■メディア概況

・ラジオの存在感が大きい。
・SMSを使った広告の存在感が大。(クーポン的な文章を送ったり、キャンペーンのお知らせを送ったり)
・テレビはまだ一部の人しか持ってない。
・地元の新聞「The New Times」はあるが、多くの人が読んでるわけではないようです。記者に話を聴いた感触では、むしろネットに力を入れている印象です。
・出版産業は相当乏しい。
・facebookは結構浸透している。こちらで出会う若い世代はたいてい持っています。


■出版の概況

・そもそも書店がほとんどありません。
・「キガリで比較的大きい書店」と聴いて行った店も、日本で言えば、地方のさびれた書店程度のもので、かなり乏しい。

(2013年11月27日追記:この記事を書いた後に、もう少し充実した書店に行きました。日本の書店と比べると本の数が圧倒的に少ないことは否めませんが、なかなかの品揃えと洗練された書店でした。
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IKIREZI BOOKSHOP
しっかりしたサイトもあります。)

・出版社も極めて小さなところのみ。

・教育関連の出版社はしっかりとしたサイトを作っています。
  Drakkar Ltd

・フリーペーパーもほとんど見かけない。


■マンガやキャラクター

・日本のキャラに限らず、ほとんど浸透していない。
ポケモンすらも知られていません。

・ただし、そんな中でも、マンガ大好きな人たちは一定数いて、日本のマンガについて熱く語ってくれます。
彼らはネットでアニメを見たり、マンガをダウンロードしたりして楽しんでます。



ざっと以上になります。
このように並べると、「出版やマンガのビジネスチャンスは皆無なんじゃないか」と感じられてしまうかもしれませんが、僕はむしろ、チャンスを感じています。

キガリで初めての映画館が今年の夏にできたように、ようやく「エンターテインメントを楽しむ段階」に入ってきたように感じるからです。

今、何かしらアクションしておけば、相当なシェアを獲得することも可能だと思います。


ITと同じように、ルワンダをパイロット地域としてアフリカに広げる第一歩としてみる手もあるかと考えています。