サバティカル編集者のブログ 『人生一年生』

出版社に属しながら、一年間のサバ休(サバティカル休暇)を取得して、世界あちこちで過ごしてきた編集者のブログです。「西原理恵子の人生一年生」、「12歳の文学賞」、『小学一年生』編集など。

カテゴリ:電子書籍

編集者として、見城さんは大いにリスペクトしていますが、 「本が売れなくなってきたのは、魅力的な編集者が減り、面白い本がなくなってきたからだ」 的な発言には、正直、「この人も分かってないんだなあ」と思っていました。 「見城さんとはいえども、さすがに、この歳に ...

僕らが「出版のあり方」と思い込んでる仕組みは、本の歴史からすれば、ごく近年に生まれたものです。 ビジネスモデルという視点でいえば、さらに最近です。 さらに、創作物の歴史から見れば、むしろ例外のかたちかもしれません。 そこまで広げた視野でとらえないと、電子 ...

電子書籍が騒がれてる今だからこそ「デジタルには手を出さない。 サイトも閉鎖する。 Amazonでも売らない」 と、紙と書店に徹底的にこだわり、 そのスタンスを強くアピールして、ブランド化させる出版社が出てきてもいい頃だと思う。 今ならば、対メディア・対作家・対読者 ...

僕らが「出版」でこだわってることと、 「電子書籍」でこだわるべきことの大きな違いが少しずつ見えてきた気がします。 このあいだ会った放送作家・兼・ライターの人は、 電子書籍は、ラジオの文脈・構成・テンポに近い と言っていました。 たしかに! これは、かなり目 ...

子どもたちが編集した雑誌を、 電子書籍・投稿サービス『iPadZine』で電子書籍化してみました! 小学生が作った雑誌『しごと探偵団』2号 ゲスト:かないみか(声優) http://www.ipad-zine.com/b/627 これは、先日のワークショップ デジタルハリウッド大学院こどもラボ× ...

単行本化もされた たぬきちの「リストラなう」日記 に、 「日本電子書籍出版社協会」発足会見について、こんな記述がありました。 本来の出版社の役割は、作家と読者をスムースにつなぐことだ。それが既得権を逃すのが怖いあまり、作家と読者の間に税務署のように立ちふさ ...

昨日、電子書籍に関して私の意見を簡単にまとめましたが、【アップルなどを通さない課金方法は作れるか?作る気はあるか?】というテーマに関して「読者のためにも、作家のためにも、作らないといけない」と記しました。そのことに関して、twitterで「アップルを通さないこと ...

昨日の「この編集者がスゴい!」トークライブ休憩中、ゲストのダイヤモンド社・今泉さんに「無茶ぶりな質問するなら、自分の考えをちゃんとさらけださないと」と叱られてしまいました。(冗談ぽくですけど)昨晩のイベントは、あくまで、ゲストでご登場いただいた「スゴ編集 ...

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