サバティカル編集者のブログ 『人生一年生』

出版社に属しながら、一年間のサバ休(サバティカル休暇)を取得して、世界あちこちで過ごしてきた編集者のブログです。「西原理恵子の人生一年生」、「12歳の文学賞」、『小学一年生』編集など。

カテゴリ:本・雑誌

出版業界に関する明るいニュースがなかなかない昨今ですが、 個人的には、最近、考えるたびにワクワクするテーマがあります。 それは、コーヒーに定着した「サードウェーブ(第三の波)」が、 出版の世界にも訪れるのではないか、 という考えです。 そう、 「サードウェー ...

<世界は、何かを創造したい人と、ノーと言いたい人でできている> これは、LA行きの飛行機の中で、読んだ本 『アメリカ・メディア・ウォーズ 〜ジャーナリズムの現在地』 大治朋子(講談社) の中の一節です。 「メディア変貌の先進国」アメリカの姿を丁寧に描く本書は ...

東京・根津で45年間営業していた貸本屋「なかよし文庫」の 所蔵漫画本約2万冊を一般販売! http://bit.ly/yQ5A0a 「手塚治虫氏、永井豪氏、石ノ森章太郎氏らの貴重な作品のほか、昭和40年代から平成までの幅広い漫画や雑誌が積み上げられている」 とのこと。 行きた ...

日本語の障壁などがあるから、外資の参入は事実上ムリで、「編集者」という仕事は10年後も食える。 下記の本には、そのように書いてありました。 『10年後に食える仕事食えない仕事』 渡邉正裕・著  東洋経済新報社 (正直に告白いたしますと、編集者の箇所のみ、立ち読 ...

「新しい時代のバランスを取る良い方法のひとつは、重荷になっている既成概念や成功体験を忘れること」 いい言葉ですね。 早く忘れねば! 本『高城剛と未来を創る10人 対話から見えた、その先の世界』 高城剛さんの本は、いつも未来に向けてワクワクする力を与えてくれま ...

雑誌『pen』(2012/2/1号) 特集:新世代リーダー論 http://www.pen-online.jp/pen/1811/ MITメディアラボ所長・伊藤穰一さんの 「日本の企業では、責任ある立場になるのが40代になってからが多いのですが、それまで待つな!と言いたい」 という言葉に激しく同意。 「この ...

『「本屋」は死なない』 石橋毅史 新潮社 第二回「12歳の文学賞」で大変お世話になった、岩手県・盛岡の「さわや書店」の元・カリスマ書店員・伊藤清彦さんが登場していたので、読み始めた一冊。 (大賞を受賞した三船恭太郎くん(当時・小五)が岩手県・盛岡市在住で、 ...

「本にしかできないこと」 知人から教えてもらったセミナーのテーマとして書かれていた一文。 http://schoo.jp/class/info/3 講師として登場される ブックコーディネーター 内沼 晋太郎さんには、前から注目してます。 この本はとても面白かったです。 とても意義深い取 ...

「大きな嘘をつき続けている雑誌だよね」 もう結構前になりますが、「ROCKIN'ON」について話していた際に、知人がつぶやいた言葉です。 うまいこと言うなあ、と思った記憶があります。 これは、まったくの褒め言葉で、「大きな嘘をつける雑誌」ってすごいと思うんですよ。 ...

知り合いが編集したと紹介されて読んだ本が面白いときも、もちろん嬉しいのですが、 何も知らずに読んで面白かった本が、後から知り合いの編集だと知ったときの嬉しさも、また格別です。 これは、編集者やっててよかったなと思える瞬間でもあります。 ...

<読書メモ> 『組織を脅かすあやしい「常識」』 著者: 清水勝彦 慶応義塾大学大学院・経営管理研究科教授 講談社+α新書 2011年6月発行 http://amzn.to/yvi4gA 【 抜き出しメモ 】 p.84 上の仕事は守ることです。 それを壊すのは下の仕事です。 上が分かってくれな ...

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